坂本繁二郎資料室
展示資料
坂本繁二郎筆塚 建立地 八女市 無量寿院 霊光殿
平成十三年七月十四日建立
副碑 野見山朱鳥句碑
「愁絶の眼をみひらける大暑かな」
坂本繁二郎歌碑 建立地 八女市緒玉 旧アトリエ跡地
平成十四年十月二十日建立
「風となり 雨となるとも われはたゞこの姿のまゝに 歩む一筋」
八女市立図書館
坂本繁二郎略年譜 ―八女市とのかかわりのなかで― 平成26年7月12日現在
年 号 | 年 齢 | 説 明 | |
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明治15年(1882) | 3月2日 | 福岡県久留米市京町6丁目124番地にて出生 父坂本金三郎(旧久留米藩士)母ウタの次男 |
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明治19年(1886) | 4歳 | 3月 | 父金三郎 死去 39歳 |
明治24年(1891) | 9歳 | 3月 4月 |
久留米市両替尋常小学校卒業 久留米男子高等小学校入学 青木繁と同級 |
明治25年(1892) | 10歳 | 森三美に油絵の手ほどきを受ける | |
明治27年(1894) | 12歳 | 3月 | 久留米男子高等小学校卒業 |
明治34年(1901) | 19歳 | 4月 | 久留米男子高等小学校の図画代用教員となる |
明治35年(1902) | 20歳 | 9月 10月 |
青木繁と同道して上京 画塾不同舎に入門 |
明治40年(1907) | 25歳 | 3月 10月 |
東京勧業博覧会に「大島の一部」(三等賞牌受賞)と「伊豆山村」を出品 第1回文展に「北茂安村の一部」出品 |
明治43年(1910) | 28歳 | 1月8日 10月 |
権藤カホルと結婚し東京に新居を定める 第4回文展に「張り物」を出品し褒状受賞 |
明治45年(1912) | 30歳 | 10月 | 夏目漱石が第6回文展出品の「うすれ日」を推賞 |
大正 2年(1913) | 31歳 | 11月 | 二科展の創立委員となる |
大正 9年(1920) | 38歳 | 山本鼎らが主唱する日本児童自由画協会に加盟 | |
大正10年(1921) | 39歳 | 7月 | 渡仏 母と妻子は久留米市に転居 |
大正11年(1922) | 40歳 | 7月 | バルビゾンに遊ぶ |
大正13年(1924) | 42歳 | 9月 | 帰国 久留米市櫛原町2丁目に居住 |
昭和 2年(1927) | 45歳 | 12月 | 母ウタ 死去 73歳 |
昭和 5年(1930) | 48歳 | この頃から久留米近郊や雲仙、阿蘇地方に馬を求めて取材 | |
昭和 6年(1931) | 49歳 | 4月 7月30日 |
八女市緒玉134番地1にアトリエ落成 八女市稲富513番地10(当時町営住宅)に転居 |
昭和12年(1937) | 55歳 | この年から毎月1回の新人会(研究互評の画家の集い)に出席 | |
昭和19年(1944) | 62歳 | 10月 | 二科会解散 以後いずれの団体にも属しなかった |
昭和22年(1947) | 65歳 | 1月 | 芸術院会員への推挙を辞退 |
昭和23年(1948) | 66歳 | 7月 |
久留米市の兜山(ケシケシ山)に青木繁記念碑を建立 本籍を福岡県八女市稲富513番地10に移す この頃から能面や謡本を描き始める |
昭和24年(1949) | 67歳 | 九州タイムズ文化賞受賞 | |
昭和29年(1954) | 72歳 | 1月 4月 6月 |
「水より上がる馬」により第5回毎日美術賞受賞 八女市の名誉市民に推挙 第27回ヴェニス・ビエンナーレ展に出品 |
昭和30年(1955) | 73歳 | 10月20日 | 八女市章を選考(一部修正) |
昭和31年(1956) | 74歳 | 11月3日 | 文化勲章受章 |
昭和34年(1959) | 77歳 | 10月15日 | 油彩「箱」(F10号)を八女市に寄贈 |
昭和36年(1961) | 79歳 | 11月3日 | 八女公園に寿像建立 |
昭和37年(1962) | 80歳 | 8月31日 | 市勢要覧「やめ」の表紙画を作成 |
昭和38年(1963) | 81歳 | 1月16日 | 「能面と謡本」などの画業により第33回朝日賞受賞 |
昭和39年(1964) | 82歳 | 1月15日 9月22日 |
成人の日を祝い作品「無題」を八女市に寄贈 市制10周年を祝い作品「石人」を八女市に寄贈 |
昭和40年(1965) | 83歳 | 7月 | 八女市西古松町浄土宗無量寿院に祖霊を移す |
昭和41年(1966) | 84歳 | 10月24日 | 数学者の岡潔氏と柳川市料亭「お花」で対談 |
昭和44年(1969) | 87歳 | 7月14日 7月18日 7月21日 |
午後6時35分 本籍地にて老衰のため死去 従三位に叙され銀盃1組を贈られる 無量寿院にて密葬 戒名鳳進院殿繁誉真道大居士 八女市葬 |
昭和51年(1976) | 3月2日 | 帰居祭始まる(のちに11月3日に変更) | |
昭和54年(1979) | 3月14日 | カホル夫人死去 90歳 | |
昭和55年(1980) | 3月2日 | アトリエが石橋文化センターに移築 | |
昭和57年(1982) | 3月19日より「生誕100年記念坂本繁二郎展」東京・京都・久留米で開催 | ||
昭和60年(1985) | 1月5日 | 八女市立図書館内に「坂本繁二郎資料室」を設置 | |
平成 3年(1991) | 7月15日 | アトリエ跡地および倉庫を八女市に寄贈 | |
平成16年(2004) | 7月14日 | アトリエ跡地に坂本繁二郎歌碑建立 | |
平成20年(2008) | 4月8日 | 「箱」を石橋美術館に寄託 | |
平成22年(2010) | 12月20日 | 旧居および土地を八女市に寄贈 |
八女市教育委員会